口呼吸、聞いたことはあると思いますが、どのような影響があるのか把握している方は少ないと思います。
また、自分は口呼吸ではないという方がほとんどではないでしょうか。
しかし、寝ている時は意識がなくなり、寝具でお口周りが圧迫されて口が開いてしまうので、無意識に口呼吸になっていることがあります。口呼吸は、お口の中だけではなく、全身の健康状態に悪影響を及ぼすということも分かっています。口呼吸をしている自覚のある方もない方も、少しでも興味を持って読んでもらえると嬉しいです。
まず、口呼吸をしているかどうかは本人が気付きにくいのが事実です。
周囲から教えてもらい気付く方、就寝時のマウステープが朝起きて外れていたことで気付く方、きっかけは様々だと思います。まずは、自分が口呼吸をしていることに気付き、自覚することが大切です。
そして、口呼吸になる理由もいくつかあり、お鼻の調子が悪い方など、解決策にも種類があります。自分にあったアプローチをして口呼吸を改善してもらいたいなと思います。
初めにお伝えしたように、就寝時には無意識に口呼吸になることがあります。そもそも寝ている時は唾液の量が少なくなり、嚥下も見られなくなります。それに口が開いてしまえば、お口の中はどんどん乾燥し、むし歯のリスクも高まります。
さらに、気道も狭くなり睡眠障害を引き起こす原因にもなります。就寝時、お口の中のpHは低くなる(酸性に傾くためむし歯のリスクが高くなる)ことが分かっています。
その為、眠っている時、口呼吸は鼻呼吸よりもpHが低くなり、より酸性に傾くことでむし歯のリスクが高くなります。
よく食べて、よくしゃべってお口を一日中使って、夜はポカンと開けて寝る、これではお口が休まる時がありません。お鼻はネイザルサイクルといって左右交代で働いています。
お口にも休憩時間が必要なのです。口呼吸は全身にも影響を及ぼす原因にもなるので、ご自身はどうなのか少し興味を持ってみるのも良いかと思います。
気になる点などありましたら、気軽にスタッフにお伝え下さい。